マンガが好きです
そしてごはんマンガが好きです。
今回はごはんマンガについてです。ごはんマンガって何よ?という話なのですが、おいしいそうなごはんが出てくるマンガです。ごはんマンガも世の中にはたっくさんあって私はそのうちのほんのほんの一部しか読んだことはないのですが、そんな中でもお気に入りをご紹介いたします。今回は料理マンガではなく、実在するおいしいごはん屋さんが載っているマンガです。
世の中にはSNSや雑誌、写真、動画などを利用しておいしそうなお店を紹介して下さる方々が いらっしゃいますが、その中でもイラストやマンガを描いておいしいものを紹介して下さる方がいます。すごくないですか。どの表現を使っていてもすごいし有り難くて嬉しいことなのですが、おいしいものを絵にかいてその魅力を記載してくれる。それって愛ですよね。だって食べ物を描くのは難しいです。(食べ物じゃなくても難しいんですが)しかもおいしそうにとか、質感とか描けるのめちゃめちゃすごいんです。私も絵というかイラストというかマンガ絵のようなものを描くのが好きなので、おいしそうな食べ物を描いてあるのを見ると感動します。
技術はもちろん必要だと思うのですが、やっぱり愛なんじゃないかなと個人的には思うところがあります。「これおいしかったよ!この幸せみんなにも伝わって欲しいな~」という愛が伝わる感じがします。ごはんまんが、いいですよ。
愛がなくても喰ってゆけます。
↑電子版です
↑紙版です。
これです。結構前の作品ではありますがお勧めしたいごはんマンガです。超有名な漫画家さんであるよしながふみ先生の作品です。よしなが先生の作品はいくつも実写化されていますのでマンガを普段読まれない方もご存じの作品があるんじゃないかと思います。一番最近だと「きのう何食べた?」がテレビドラマ化、そして二か月ほど前の2021年11月には映画化もされました。ストーリーと料理がとてもいい形でマッチングしている作品です。(現在も連載中)
今回の「愛がなくても喰ってゆけます。」にはよしなが先生が主人公(という言い方でいいのかな)として出てきますので、読み手の感覚では一見エッセイマンガの感覚になりますが、本の最初らへんにフィクションと書いてあります。
この本には色々なジャンルのごはん屋さんが載っているのですが、どの店も要チェック!と言いたくなるくらいにおいしさや魅力が伝わってきます。私も読んですぐチャンスがあったら…と各お店を調べてほぼ全てスマホにブックマークしました。が、何年も行けてないです。行ったのは1軒だけです。行動力が足りていない証拠です。機会は何度もあったはずなのに…!
作中に出てくるおいしいものへの執着や大食い、料理へのリスペクトが伝わってくる感じが私の共感を生んでいます7話のお話が印象的です。おいしいものを食べる事への執着は好きなものに対しての愛と努力。おいしいものをおいしいと感じてその価値に共感できること。私も大事だなぁと思います。
「きのう何食べた?」でもこの「愛がなくても喰ってゆけます。」でもそうなのですが、一見お料理やごはんを紹介する作品なのですが、キャラクターやストーリー、セリフや出来事にハッとさせられることがたくさんあります。おいしそうだと相手に伝えれられる表現力があること自体すごいのに、それ以外でも心を打つ言葉やシーンを取り入れて作品が作れる。漫画家さんって本当に凄い。
よかったらぜひ読んでみてください。