先日田村由美先生の「BASARA」についてのおすすめ記事を上げた際に「ミステリと言う勿れ」も一緒に記載させていただきました。今季ドラマ化された作品です。先週ドラマの初回が拡大時間で放送され、録画していたものを見ました。(今日は2話の放送日ですね。)
ドラマはドラマの良さ
マンガや小説などそもそも原作のある作品の映像化、これはアニメでも実写でもなのですが原作を読んでいたファンというのが存在します。ファンは映像化されることへの不安や期待を抱きながら各々思う気持ちがあるものです。アニメだとクオリティや話の展開、声優さんなどのキャストが気になります。そして実写となるとやはり俳優さん、誰になるのか、これは一番気になるところです。そしてどのエピソードがどう演出されていくのか。思い入れが強い作品ほど期待値は上がり、「そうそうそれ!待ってたよ!」となることはなかなか難しいものです。たまに放送前からすごく推されている作品もありますが。それはなかなか稀かなと思います。
今回、私の好きな田村由美先生の「ミステリと言う勿れ」が月9のドラマ化になりました。私はいわゆる原作ファンではありましたがドラマに関して出来るだけ何も考えないようにしました。ビジュアルならこっちの俳優さんじゃないかな~などの個人的な意見はありますが、その通りにならないのが実写化です。
ドラマは表現する手法がマンガとは全然違います。当たり前です。媒体も違います。なので私たちが刺激を受けるのは目だけではないし、想像力だけではありません。ドラマにはドラマの良い所があります。そして大変なところもあります。マンガの表現上見せずに済ませる部分(わざとであろうとなかろうと)も、ドラマだとそう言うわけにはいかない。背景は常に見えているし、陰影が自由にはならないところもある。表現方法も当然違います。
1話を見て私はドラマはドラマとして楽しもうと思いました。画面の中にある整くんたちの世界はマンガとは違った表現の中で面白く作られていたと思いました。これからあのキャラやあのキャラが出て来るんだなとわかっていますが、それはそれです。ドラマはドラマで楽しめるなと思いました。ドラマの世界を楽しもうと思う時、原作ファンはいわゆるネタバレがわかっています。それがある意味わくわく感が減ってしまう原因にもなるので、あえてもう一度原作を読み返すことなくドラマを見続けようと思います。
このドラマに参加されている俳優さんは豪華な方々ばかりで好きな俳優さんたちもいます。特に私は伊藤沙莉さんを子役の頃から推していたので好きな作品に出てくれていて嬉しいです。じゃあ風呂光さん役を伊藤沙莉さんになったと聞いた時、ばっちりだと思ったかと言われれば…正直そんなこともないです。けどドラマを見終えてどうだったかというと、ドラマの中の風呂光さんはすごく良かったです。ドラマの中の世界であのポジションにいる女性警察官をとても素敵に演じていてドラマ版の風呂光さんはとてもいいと思いました。ああいう感じの役も上手だな伊藤沙莉さん。アニメやドラマ化することで新しく注目するキャラクターが変わるのも面白みなのかなと思います。
ドラマの中にはドラマ版の「ミステリと言う勿れ」があって、それはまた原作にはない面白さがありそうです。どこまでのエピソードが出て来るのか楽しみにドラマ版を見て行こうと思います。
↑電子版です
↑紙版です