世の中にはたくさん面白いマンガがあって私はその一部しか知らないのですが、そんな私もたくさん面白いマンガを読んできました。面白いマンガがたくさんあるなんて幸せですね。そんなわけで今回もおすすめをご紹介します。出会いから色んな意味で衝撃的だったのが今回ご紹介する作品です。ざっくり言えばヤクザモノ、ではありますが一般的にイメージするヤクザモノとは結構違うんじゃないかなと思います。アフタヌーンにて現在も連載中の作品になります。
出会いはpixiv
pixiv(ピクシブ)というサイトをご存知でしょうか。pixivというのは創作したマンガやイラスト、小説なんかをだれでも自由に投稿・閲覧することのできるサイトです。投稿するためには会員登録が必要ですが(無料)閲覧するだけなら登録なしで楽しむことも出来ます。オリジナルからファンアートと呼ばれるもの、二次創作もの、その他素材の提供やコラムの様なものもあります。どんな素人でも閲覧して投稿することが出来ます。今やそう言ったネットサービスは他にもいくつかあると思いますが、かなり登録者数も多い巨大サイトだと認識しています。そして私もこのサイトを利用しています。登録してもう10年位にはなると思います。pixivに投稿すると全く見ず知らずの人が作品を見ることが可能となります。つまり創作した人は人に見てもらえるのです。場合によってはいいね!マークのような反応ボタンを押してもらったり、コメントを頂けることもあります。
人気ランキングなどもありそこから素敵な作品にたどり着くこともあります。また、SNSで「pixivでこんな素敵な作品に出会った!」なんて呟いている方が居ればリンク先に飛んで行ってみることもあります。小西明日翔先生の作品と出会ったのはまさにそれでした。
設定、少しのエピソードマンガ
小西先生はpixivでキャラクターたちの設定や短めのエピソードマンガを載せておられたのですが、それがすごく面白くて私は衝撃を受けました。このキャラクターたちの物語の続きが読みたくて読みたくて仕方がなくなりました。面白い設定に魅力的なキャラクター!既に面白いのだからちゃんとした作品を読んだらめちゃくちゃ面白いに違いない!そう思いながら少しずつ更新を楽しみにしていました。その後アフタヌーンで連載開始となり、のちに単行本が出ることとなり本として手に入れることが出来ました。本当に毎回新刊が出るのが楽しみです。
絵も印象的でありますが、作品とすごくマッチしている絵柄で、柔らかすぎずかといって強すぎず、目を引く印象です。キャラクターたちの表情や行動も魅力です。微笑ましい部分があったかと思えば鋭く切り裂くような表現があったり、正直気を抜けない作品です。現在5巻まで発売されていて月刊誌なのでまだまだ今からでも追いつける作品です。私も毎回新刊が出るのが本当に楽しみです。
↑紙版です
↑電子版です
キャラクターの魅力
小西先生の描かれるキャラクターはとにかく魅力すごくあるなと感じます。ビジュアルももちろんですが話す言葉、行動、考えなんかが魅力的でキャラクターたちに引き込まれます。主人公の吉乃ちゃんもそうで、見た目もすごく目を引きますし、一見何でも口にしていて素直そうなのに時として頭の中の考えやその行動に驚かされて展開に引き込まれていきます。何を考えているのかわからない部分がバランスよく入っていて面白いのです。そう言ったキャラクターが他にも何人もいてとにかくキャラクターが魅力的だな!と感じています。
「来世は他人がいい」は、 ヤクザ関連なので暴力シーンが出てきますがちょっと見てられないというやばいくらいのはないかなと個人的には思っています。少女マンガでもなく、THEヤクザマンガというわけでもなく、青年誌ではありますが主人公が女子高生です。興味をもたれたらぜひ読んでみて頂きたい作品です。
小西先生の作品はこれ以外に「春の呪い」という作品が単行本化しています。
↑紙版です
↑電子版です。
「春の呪い」も非常に面白いです。題名がこわいのかな?と思いますが怖くないです。小西先生の描くマンガのストーリーはどこか視点が個性的で読んでいて引き込まれます。キャラクターの読めない雰囲気は「来世は他人がいい」と同じで、このキャラクターの言動、何を意味しているのかな、これからどうなるんだろうなど気になっていきます。こちらもおすすめ作品ですので機会があれば読んで頂きたいです。(こちらは完結しています。)