ブランドバッグはいくつ持っているものでしょうか。私も一応多くの人が知っているようなブランド物というものを持っています。すごく高価なものは持っていませんが数万くらいのものを買ったことは何度かあります。私は最初のボーナス(だったと思います)でブランド物を買いました。なんだかそう言う感じのことをしたい気持ちがあった頃だったんですね。そう言う頃は何年か続きました。鞄やお財布、定期入れなんかをブランドものにしたいと思っていました。私はバブル世代ではないのですが余波があるのかブランドへのあこがれは引きずっていると思います。持つこと、持てることに価値があった頃が確かにあります。今は大分あの頃のような感覚は薄れてきているように思います。
流行のことが少しわかる気持ち
私はファッションや流行に決して敏感な方ではないのですが、ちょびっとだけ情報を得た時にそう言うことが少しわかっているような感覚になるとちょっとそう言うことがわかっている人みたいな気持ちになるところがあります。アラサーくらいまでは特にそう言うのがありました。おしゃれでもなんでもないのにわかってる感を少しでも出せるとちょっと情報に敏感な人たちの仲間入りしているようなそんな感覚です。今でもそう言うところはあったりします。ブランドに限らずなのですが、今こう言うの人気だよねとか若い後輩なんかの話題に「ああ知ってる」なんてなると波に乗れている気持ちになったりします。乗れてないんですけどね実際。情報は持ってるけど敢えて取り入れてない人みたいな感じになってるような気持になるけど、それはちょっと知ってるだけの普通の波に乗れてはいない人なのですが、どうもそこを少し勘違いしてしまいます。これは私あるあるです。
魅力的なデザイン
ブランドを持つことはステータス!という時代でもないのかもしれませんがやっぱりクオリティ、又は相応の価値だと認識されているものにお金を払って持つことが出来ると言うのは少し特別な感じがあると思います。原価や工賃考えてもそんな高いのおかしいでしょ、という気持ちもわかるのですがそれを買えたと言う満足感があるのも否めません。純粋にデザインが気に入ることも少なくありませんし、そこにブランドロゴが付いていることに充足感を感じる気持ちもあります。そのロゴが付いていないだけで半分以下の値段になるのにね、とわかってはいますがそのロゴのついたこのデザインを持ちたいんだと言う気持ちもなくなりません。
実際このデザインすごくいい!欲しい!と思った時に、それがこのブランドのものであるからそう感じているよね?と質問されれば全力で否定することはできません。やっぱりブランドの商品として見ているからです。ブランドだから欲しかったんじゃなくてデザインがめちゃくちゃ気に入ったから買ったんだよね、なんて言い訳をすることもありますが、実際はブランドものだとわかっているわけですからその言い訳はなんか違うかもと思ったりもします。でもそれをひっくるめての魅力商品、というのが選んだブランド品の答えのような気がします。
ブランド持ってなくても良い
お金持ちでもないのについついブランド品を持ちたくなり、その存在に惹かれてしまう気持ちがあります。持ってることをステータスに感じたり、ブランドを持っている事実だけに誇りを感じている自分を浅はかに思ったりもします。それで「ブランドなんかじゃなくても良い」時期に入ったりします。ただ、これはブランドじゃないものに目を向けられる自分でいたかっただけで、物の価値がわかるようになったとかデザインやフィーリングを大事にしようと思ったわけではなく、ブランドに縛られている自分がださかったのでブランドに価値は置いてません時期を作っただけの話でした。それはそれで大金を払わないのでありです。お財布にも優しいし、別のものにお金を使えたりもします。ノーブランド、又は高級品じゃないブランド、メーカー品に目を向けるのもそれはそれで楽しいです。そもそも流行りに敏感じゃないのでそんなにこだわっているわけじゃないのに、買う時だけ妙にこだわりがあるというのも変な話です。
でもやっぱりロゴに魅力を感じる
そうなんですね。ブランドへの憧れを100%は取っ払えないです。高級品をたくさん持ちたいと言う気持ちはそもそもないのですが、でも手元に使えるブランド品があるとちょっと安心する気持ちもあります。何かに捕らわれているのかもしれません、多分そうです。だってそのブランドの価値をきちんとわかっているわけじゃないので。でも持っていたいんですよね。お財布とか定期入れとか一つ二つの鞄とか。
ブランドバッグ、ではないですがスポーツブランドのシューズやアウターなんかはそのロゴが持つ魅力がいわゆる高級ブランド並に強いんじゃないかと思います。おんなじ様なデザインの商品があった場合、ロゴのデザインが入ったスポーツブランド品の方がよりお洒落に価値があるように感じます。ロゴ自体がお洒落で、その商品にくっついていると更にカッコよかったりかわいく見えると言うマジック、ありますよね。(ブランド観念に捕らわれている私が見ているからという可能性は否定できませんが)なのでやっぱりブランド品は手を出してしまうんだと思います。
ちょっといいものを持てたと言う達成感が悪いことだとは思いません。でも持つことだけに価値を置くのはお金がもったいない気もします。どちらかと言えば浪費家なのでそのせいで反省を繰り返したりするのです。あと、おしゃれじゃない、流行に敏感じゃない、そんな自分に少し引け目を感じている部分があるのかもしれません。ブランド品が少し免罪符になるようなそんな感じです。そう考えると自信の無さの表れなのかなとも思います。
なんにせよ、物はものです。使ってなんぼです。買った以上は愛用していきたいと思います。ブランド品もノーブランド品も。せめてそう言う自分でありたいです。